函館魚市場株式会社 営業一部 小林 太史 次長

「海水温の上昇と共に、今後の豊漁に期待しております。
従業員一同、円滑な業務を目指してまいります。」

6月1日に解禁した道南スルメイカ漁には、船の水槽から活きた状態で水揚げ、魚市場に入荷する「生け簀イカ」があります。
今回は、「生け簀イカ」の水揚げから競りまでを紹介します。

道南スルメイカ漁~船の水槽から生きた状態で水揚げ

午前4時、函館近海で漁を終えた漁船が港に戻ります。
船内の水槽から水揚げされたスルメイカは、ポリ容器に移し替えられ「生け簀イカ」として魚市場に入荷されます。

 

道南スルメイカ漁~「生け簀イカ」として魚市場へ入荷

入荷された「生け簀イカ」は、卸売業者(函館魚市場株式会社)の検貫※1を受けて競り出し※2され、午前5時30分から鐘の音を合図に競りが始まります。

 

道南スルメイカ漁は、夏から秋にかけて最盛期を向かえ、
年明け1月いっぱいまで続きます。

 

※1 水産物の重量を測定し、証明する事を「検貫」と呼びます。
※2 競りにかけられる水産物を卸売場に並べる事を「競り出し」と呼びます。